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首・肩こりのセルフケア|整形外科医がエビデンスをもとに解説【福岡市中央区小笹】|福岡市中央区小笹の整形外科|佐々木整形外科

首・肩こりのセルフケア|整形外科医がエビデンスをもとに解説【福岡市中央区小笹】|福岡市中央区小笹の整形外科|佐々木整形外科

首・肩こりのセルフケア|整形外科医がエビデンスをもとに解説【福岡市中央区小笹】

この記事で分かること
  • 首・肩こりが起こる主な原因
    医学研究で効果が示されている肩こりのセルフケア
    自宅で簡単にできるストレッチとトレーニング
    肩こりが改善しない場合に考えられる病気
    整形外科を受診する目安
この記事は整形外科専門医・医学博士の佐々木颯太医師が、
医学的根拠(エビデンス)と臨床経験をもとに執筆しています。

福岡市中央区小笹の佐々木整形外科です。

整形外科外来では、
「肩こりがつらい」
「首から肩が重い」
といった症状で受診される方が非常に多くいらっしゃいます。

実際、外来で患者さんにお話を聞くと

・デスクワークで肩が固まる

・スマートフォンを長時間使う

・首から肩にかけてだるい

という方がほとんどです。

こうした慢性的な肩こりの多くは
生活習慣や姿勢、筋肉の使い方が関係しています。

つまり、適切なセルフケアを行うことで
症状が改善する可能性があります。

この記事では

  • ▶医学研究(エビデンス)

  • ▶整形外科医としての臨床経験

をもとに

肩こりを改善するセルフケア方法

を解説します。


肩こりの多くは「筋肉の疲労」

慢性的な肩こりは医学的には

非特異的頸部痛(non-specific neck pain)

と呼ばれることが多い症状です。

原因として多いのは

  • 長時間のデスクワーク

  • スマートフォンの使用

  • 猫背などの姿勢

  • 運動不足

です。

整形外科外来で診察していると

肩こりの患者さんの多くは

  • 肩甲骨の動きが悪い

  • 胸の筋肉が硬い

  • 首の深い筋肉が弱い

という特徴があります。


研究でも「運動療法」が有効とされています

慢性的な首・肩の痛みに対しては

運動療法(exercise therapy)

が有効であることが多くの研究で示されています。

Cochrane reviewでは

|頸部痛に対して運動療法は痛みと機能を改善する効果がある

と報告されています。

参考文献
Gross A, et al.
Exercise for mechanical neck disorders.
Cochrane Database Syst Rev.

つまり肩こりは

動かすことで改善することが多い

症状です。


セルフケア① 肩甲骨を動かす

肩こりのある方では

  • 僧帽筋上部(肩の筋肉)

  • 肩甲挙筋

が過剰に働いています。

一方で

  • 前鋸筋

  • 下部僧帽筋

などが弱くなっています。

このため

肩甲骨を動かす運動

が非常に重要になります。


方法

1 背筋を軽く伸ばします
2 肩甲骨をゆっくり寄せます
3 5秒キープします

これを

10回 × 2〜3セット

行います。


セルフケア② 胸のストレッチ

デスクワークが多い方では

胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)

が硬くなりやすく、これが肩こりの原因になります。

外来でも胸の筋肉が硬い方は非常に多いです。


方法

1 壁に手をつきます
2 体を反対方向にひねります
3 胸が伸びるのを感じます

30秒 × 3回

行います。


セルフケア③ 首の安定トレーニング

慢性的な頸部痛の患者さんでは

深頸屈筋(deep cervical flexor)

という首の深い筋肉が弱くなっていることが知られています。

この筋肉を鍛えることで

  • 首の安定性

  • 筋肉の負担

が改善します。

研究でも

|深頸屈筋トレーニングは慢性頸部痛の改善に有効

と報告されています。

参考文献
Jull G, et al. Spine. 2002.


方法

1 仰向けになります
2 軽く顎を引きます
3 10秒キープします

10回繰り返します


同じ姿勢を続けないことも重要

肩こりの患者さんに必ずお伝えすることがあります。

それは

どんな姿勢でも長時間続けると筋肉は疲れる

ということです。

デスクワークの方は

30〜60分に一度

  • 立ち上がる

  • 肩を回す

  • ストレッチ

を行うと肩こりの予防になります。


整形外科医として感じること

外来で肩こりの患者さんを診察していると

「もう肩こりは体質だから仕方ない」

と思っている方が多い印象があります。

しかし実際には

・肩甲骨の動き

・姿勢

・筋肉の持久力

を改善することで

症状が軽くなる方も多くいらっしゃいます。


こんな症状がある場合は整形外科へ

次のような症状がある場合は

整形外科の受診をおすすめします。

・腕のしびれ

・手の力が入りにくい

・強い頭痛

・痛みが長く続く

頸椎椎間板ヘルニアなどの病気が
隠れている可能性があります。


まとめ

肩こり改善のセルフケア

  • 肩甲骨を動かす

  • 胸のストレッチ

  • 首の安定トレーニング

  • 同じ姿勢を続けない

これらを続けることで
肩こりの改善が期待できます。

慢性的な肩こりでお悩みの方は
ぜひ日常生活に取り入れてみてください。


福岡市中央区小笹の
佐々木整形外科

では

  • ・首の痛み

  • ・肩こり

  • ・腰痛

  • ・膝の痛み

などの診療を行っています。

気になる症状がある方は
お気軽にご相談ください。