院内処方とは?院外処方との違いとメリットを整形外科医が解説【福岡市中央区小笹】
- 2026/03/15
- 当院について
この記事のポイント
✓ 院内処方は、診察を受けた病院でそのまま薬を受け取れる方法です
✓ 調剤薬局へ移動する必要がありません
✓ 会計が1回で済みます
✓ 院外処方に比べ、自己負担が少なくなることが多くあります
本記事は、日本整形外科学会認定 整形外科専門医・医学博士の佐々木颯太医師が作成しています。
薬はどこで受け取る?|院内処方と院外処方
病院で診察を受けたあと、「薬はどこでもらいますか?」と聞かれたことはありませんか。薬の受け取り方には、院内処方と院外処方の2つの方法があります。当院では、診察後にその場でお薬をお渡しする院内処方を採用しています。この記事では、院内処方とは何か、院外処方との違い、患者さんにとってのメリットについて、整形外科医の立場からわかりやすく解説します。
院内処方とは
院内処方とは、診察を受けた医療機関でそのまま薬を受け取る方法です。一方の院外処方は、医療機関で処方箋をもらい、調剤薬局で薬を受け取る仕組みです。現在の日本では「医薬分業」が進み、多くの医療機関で院外処方が採用されています。そうしたなかで当院は、患者さんの負担を減らすために院内処方を行っています。

院内処方のメリット
院内処方には、患者さんにとって次のようなメリットがあります。
薬局に行く必要がない
院外処方の場合は、病院で診察 → 薬局へ移動 → 薬局で待つ、という流れになります。院内処方では、診察後そのまま薬を受け取ることができます。特に、膝の痛み・腰痛・歩くのがつらいといった整形外科の患者さんにとって、移動が少ないことは大きなメリットです。

会計が1回で済む
院外処方では、病院の会計と薬局の会計で、2回の会計が必要になります。院内処方では、すべての会計が1回で完結し、通院の負担を少しでも減らすことができます。

自己負担が少なくなることがある
院外処方では、調剤基本料・調剤料・服薬指導料など、薬局での調剤に関する費用が加わります。院内処方ではこれらの費用が少ないため、患者さんの自己負担が少なくなることがあります。同じ薬でも、数百円程度の差が出ることがあります(負担割合や薬の内容によって異なります)。

薬の調整がその場でできる
診察中に「湿布を少し多めにしたい」「胃薬を追加したい」「日数を変更したい」ということはよくあります。院内処方では、医師がその場で処方を調整できるため、スムーズに薬をお渡しすることができます。
院外処方のメリット
院外処方にもメリットがあります。調剤薬局では、他の医療機関の薬・飲み合わせ・重複処方などを、専門の薬剤師が確認してくれます。そのため、複数の医療機関を受診している方には院外処方が適している場合もあります。
当院でも、かかりつけ薬局がある、他院の薬との飲み合わせを確認したい、という場合には院外処方にも対応しています。

当院が院内処方を採用している理由
整形外科には、膝の痛み・腰痛・股関節痛など、歩くことがつらい患者さんが多く来院されます。そのため当院では、「できるだけ患者さんの負担を減らしたい」という思いから、院内処方を採用しています。診察後すぐに薬を受け取れることで、少しでも通院の負担を軽くできればと考えています。

まとめ
院内処方には、薬局に行く必要がない・会計が1回で済む・費用が少なくなることがある・その場で薬を受け取れる、といったメリットがあります。当院では患者さんの負担を減らすために院内処方を採用しています。もちろん、かかりつけ薬局がある、院外処方を希望する、という場合には院外処方にも対応していますので、お気軽にご相談ください。