衝撃波治療の効果・痛みは?適応と種類を整形外科医が解説【福岡市中央区小笹】
- 2026/03/26
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この記事のまとめ
✓ 体外衝撃波治療は、患部に音波(衝撃波)を当てて回復を促すことを目的とした治療です
✓ 足底腱膜炎やテニス肘など、慢性的な腱の障害で検討されることがあります
✓ 拡散型と集束型があり、届く深さや使いどころが異なります
✓ 効果には個人差があり、複数回の施術が必要になることが多い治療です
✓ リハビリと併用し、痛みの原因(筋力・動作)を整えることが再発予防につながります
本記事は、日本整形外科学会認定 整形外科専門医・医学博士の佐々木颯太医師が、整形外科診療ガイドラインおよび国内外の医学文献を参照して作成しています。

目次
なかなか治らない痛みでお悩みの方へ
福岡市中央区小笹の周辺で、「長く続く痛み」のご相談は少なくありません。「かかとがずっと痛い」「肘の外側が治らない」「肩の痛みが何か月も続く」といった症状の背景には、慢性的な炎症や組織の変性が関わっていることがあります。湿布や薬、リハビリで思うように改善しないこうした慢性的な痛みに対して、検討される選択肢の一つが体外衝撃波治療です。
体外衝撃波治療とは|体の外から回復を促す治療
体外衝撃波治療は、患部に体の外から衝撃波(音波)を当てる治療です。血流の改善や痛みの軽減、組織修復の促進といった作用が期待されるとされ、主に次のような慢性的な腱の障害で行われます。
どんな方に向いているか|状態別の目安
体外衝撃波治療は、どの痛みにも効く治療ではありません。状態の見極めが大切です。
検討されることが多いケース
- 3か月以上、痛みが続いている
- 動かすと痛い(運動時痛)
- 腱やその付着部の痛み
- リハビリで改善が乏しい
あまり向かないケース
- 急性の強い炎症がある
- 安静時にも強い痛みがある
- 明らかな断裂や重度の変形がある
これらの場合は、まず炎症のコントロールなど他の治療を優先します。
衝撃波の種類|拡散型と集束型
衝撃波には大きく2つのタイプがあり、届く深さや使いどころが異なります。
拡散型
- 表層に広く作用する
- 筋肉や筋膜などに用いられる
集束型
- 深部にピンポイントで届く
- 腱や骨への付着部などに用いられる
どちらが適しているかは、痛みの部位や状態によって異なります。
効果の実際|どれくらい期待できるか
体外衝撃波治療は、1回で大きく改善するというより、複数回かけて徐々に変化を感じることが多い治療です。一般的には数回(おおむね3〜5回程度)を行い、経過をみて評価します。効果には個人差があり、すべての方に同じように効くわけではありません。
痛みはあるか|実際のところ
施術中は「少し痛いけれど耐えられる」程度と感じる方が多い治療です。当院では出力を調整し、丁寧に照射することで、負担をできるだけ抑えることを心がけています。
副作用と注意点|安全性について
体外衝撃波治療は比較的安全性が高いとされますが、次のような可能性があります。
- 施術中の痛み
- 一時的な赤みや腫れ
- 内出血(まれ)
費用・診療区分に関する重要事項(医療広告ガイドラインに基づく記載)
診療区分
体外衝撃波治療は、難治性足底腱膜炎など一部の疾患では保険適用となる場合がありますが、それ以外の多くは保険適用外の自由診療(全額自己負担)です。対象疾患により異なります。
費用(自由診療の場合)
1回あたり [ 税込○,○○○円 を記入 ](標準的な治療回数:3〜5回程度。状態により異なります)
主なリスク・副作用
施術中の痛み、一時的な赤み・腫れ、内出血(まれ)など。効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。
使用する医療機器について
使用する体外衝撃波治療機器:[ 機器名/国内承認の有無 を記入 ] ※国内未承認の機器を用いる場合は、(1)未承認である旨、(2)入手経路、(3)国内で承認された同一・類似の機器の有無、(4)諸外国における使用状況・安全性等に係る情報 を必ず記載してください。
リハビリとの併用が大切です
衝撃波治療は単体で完結する治療ではありません。痛みの背景には筋力の低下や動作・姿勢の問題が関わっていることが多く、リハビリ(筋力・動作の改善)との併用が再発予防につながります。
治療の流れ|初めての方へ
- 1.来院・受付
- 2.問診と診察
- 3.状態の評価
- 4.治療方針のご相談(リハビリ・衝撃波など)
ご希望や状態を確認したうえで進めます。ご納得いただかないまま施術を行うことはありません。
よくある質問
Q. 何回くらい必要ですか?
A. 多くの場合、3〜5回程度が目安です。状態によって異なります。
Q. すぐ効きますか?
A. 複数回かけて徐々に改善していく治療です。効果には個人差があります。
Q. 保険は使えますか?
A. 難治性足底腱膜炎など一部の疾患では保険適用となる場合がありますが、多くは自費診療です。対象疾患により異なります。
Q. 再発しますか?
A. 痛みの原因(筋力・動作)を整えないと再発することがあります。リハビリとの併用が大切です。
痛みを放置すると
痛みを長く放置すると、慢性炎症の持続や組織の変性、運動機能の低下につながることがあります。まずは現在の状態を確認することが大切です。
まとめ
体外衝撃波治療は、慢性的な痛みや腱・付着部の障害に対して検討される治療です。ただし、すべての痛みに適応があるわけではなく、効果には個人差があり、複数回の施術が必要になることが多い治療です。保険適用の可否は疾患によって異なります。福岡市中央区小笹で足・肘・肩・膝などの慢性的な痛みにお悩みの方は、まずは状態を確認することから始めましょう。
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参考文献
・日本整形外科学会 公式サイト
・American Academy of Orthopaedic Surgeons (AAOS)
・ISMST Guidelines for Extracorporeal Shockwave Therapy
・Journal of Orthopaedic Research
・Speed C. Extracorporeal shock-wave therapy in the management of chronic soft-tissue conditions