PRP治療の効果・痛みは?適応と種類を整形外科医が解説【福岡市中央区小笹】
- 2026/03/27
- 膝の痛み
- ✔PRP治療は、自分の血液から回復因子を取り出して組織修復を促す治療
✔膝の痛みや腱障害など「治りにくい痛み」に有効
✔通常PRPとFD(フリーズドライ)で効果の持続や安定性が異なる
✔リハビリと併用することで効果が高まる
✔即効性よりも「根本改善を目指す治療」
臨床経験および整形外科診療ガイドラインなどの医学文献を参考に作成しています。
膝や慢性的な痛みでお悩みの方へ|なかなか治らない理由
福岡市中央区小笹で整形外科を受診される方の中で、
「長く続く痛み」の相談は非常に多くあります。
・膝の痛みがずっと続く
・注射や湿布で改善しない
・リハビリしても変わらない
このような症状の背景には、
👉**「組織の修復力の低下」**
が関係していることがあります。
つまり、
👉「治そうとしているが、治りきらない状態」
です。
結論からお伝えすると、
この段階では
👉組織そのものの回復を促す治療
が必要になることがあります。
その代表が、PRP治療です。
①PRP治療とは|自分の血液で回復を促す治療
PRP(Platelet-Rich Plasma)とは、
血液中の「血小板」を高濃度に抽出したものです。
血小板には
・成長因子(グロースファクター)
・炎症を調整する物質
が含まれており、
👉組織の修復を促す働き
があります。
これを患部に注射することで、
・炎症の改善
・組織修復の促進
・痛みの軽減
が期待できます。
②主な適応
・変形性膝関節症(→詳しい解説はこちら)
・膝の慢性痛(→詳しい解説はこちら)
・半月板損傷(→詳しい解説はこちら)
・テニス肘(→詳しい解説はこちら)
・足底腱膜炎(→詳しい解説はこちら)
👉「治りにくい慢性痛」が主な対象です
③どんな人に向いている?|状態別の目安
ここが最も重要です。
PRP治療は
「誰にでも効く治療」ではありません。
■向いている方
・3ヶ月以上痛みが続いている
・ヒアルロン酸や内服で改善が乏しい
・手術は避けたい
・根本的に改善したい
👉慢性期の痛みに適しています
■あまり向かないケース
・急性の強い炎症
・感染の可能性がある場合
・明らかな重度変形(末期OAなど)
👉まずは他の治療が優先です
④PRPの種類|ここで大きく差が出ます
PRPにはいくつか種類がありますが、
重要なのは
👉**「通常PRP」と「FD(フリーズドライ)」**
です。
■通常PRP
・採血してすぐ使用
・成分のばらつきがある
・効果は比較的マイルド
👉シンプルな再生医療
■FD(フリーズドライPRP)
・一度加工・濃縮して使用
・成分が安定している
・効果の持続が期待できる
👉より治療効果を狙う方法
👉同じPRPでも「質」で効果は変わります
⑤どれくらい効く?|効果の出方
PRP治療は、
・注射直後は大きな変化は少ない
・数週間〜数ヶ月で改善を実感
・長期的に効果が持続することがある
という特徴があります。
👉「じわじわ効いてくる治療」です
⑥痛みはある?|実際のところ
PRPは注射治療のため、
「チクッとした痛み+軽い圧痛」
があります。
当院では
・エコーで正確に注射
・必要に応じて麻酔併用
などにより、
👉負担を最小限にしています
⑦副作用と注意点|安全性について
PRPは自分の血液を使うため、
比較的安全な治療です。
主な注意点:
・一時的な痛みの増加
・腫れや違和感
・内出血(まれ)
👉重篤な副作用は非常に少ない治療です
⑧当院のPRP治療の特徴|福岡市小笹で選ばれる理由
■FD(フリーズドライPRP)を導入予定
より効果の安定性・持続性を重視しています。
👉「なんとなく効く」ではなく
👉「しっかり効かせる治療」を目指します
■適応を重視した治療
すべての方に行うわけではありません。
状態を評価し、
・リハビリ
・注射
・他治療
を含めて最適な選択を提案します。
■リハビリとの併用
PRP単体ではなく、
・筋力改善
・動作改善
を同時に行います。
👉これが結果を大きく左右します
(→膝のリハビリについての解説はこちら)
⑨治療の流れ|初めてでも安心
1.来院
2.医師の診察
3.状態評価(必要に応じて画像検査)
4.治療選択(PRP・リハビリなど)
👉無理に施術を行うことはありません
⑩よくある質問|PRP治療について
Q.何回くらい必要ですか?
A.多くは1〜2回ですが、状態によります。
Q.すぐ効きますか?
A.徐々に改善する治療です。
Q.保険は使えますか?
A.自費診療となります。
Q.ヒアルロン酸との違いは?
A.ヒアルロン酸は「痛みを抑える」
PRPは「修復を促す」治療です。
⑪放置するとどうなる?|慢性化のリスク
痛みを放置すると、
・軟骨や組織の変性
・筋力低下
・関節機能の低下
につながる可能性があります。
👉早期の介入が重要です
⑫まとめ|根本改善を目指す治療です
PRP治療は、
・慢性的な痛み
・治りにくい組織障害
に対して有効な治療です。
特にFD(フリーズドライ)を用いることで、
👉より安定した治療効果が期待できます
ただし、
すべての痛みに適応があるわけではありません。
福岡市中央区小笹で
膝の痛みや慢性痛にお悩みの方は、
まずは状態を確認することから始めましょう。
お気軽にご相談ください。
→膝のリハビリについて詳しくはこちら
→膝の痛みの解説はこちら
参考文献
・日本整形外科学会 公式サイト
・AAOS (American Academy of Orthopaedic Surgeons)
・Filardo G et al. PRP injections for knee osteoarthritis
・Campbell’s Operative Orthopaedics
